携帯(スマホ)を海外でそのまま国際ローミングでご利用になる場合、予め設定やお申込が必要になる場合があります。大手キャリアの提供している様々なサービスと注意点を合わせてご案内します。
目次
1. docomoの場合
docomoの携帯電話(スマホ)を海外でご利用になりたい場合は「WORLD WING」が必須になります。「WORLD WING」は海外に行く前に手続きが必要です。加入すると音声通話やSMS、海外データ通信サービス「海外1dayパケット」「海外パケホーダイ」もご利用可能となります。
1-1. WORLD WINGとは?
docomoが提供する国際ローミングサービスです。
日本国内で現在お使いのdocomoの携帯電話(スマホ)を、電話番号やメールアドレスはそのままで海外でご利用になる事が出来ます。
ご利用にはお申し込みが必要です。
WORLD WING
月額使用料金:無料 ※通話・SMS・データ通信には別途料金がかかります。
WORLD WINGお申込み状況の確認はコチラから>>
WORLD WINGのサービス利用可能国・地域数の確認はコチラから>>
1-2. 海外1dayパケットとは?
docomoの携帯電話(スマホ)で海外でデータ通信したい際に、1日980円~でご利用頂けるサービスです。30MBまでが高速データ通信となります。「海外1dayパケット」のご利用には事前お申込みが必要です。
海外1dayパケット
お申込み料金:無料
ご利用料金:24時間/980円~1,580円(国・地域によって異なります)
高速データ通信容量:30MB(以降は低速となります)
海外1dayパケットご利用の流れ
STEP1 お申込み
STEP2 現地へ到着後、専用アプリで「利用開始」をタップまたは、「*135*1#」へ発信
STEP3「データローミング」を「オン」にする
海外1dayパケットご利用料金・ご利用方法詳細はコチラ>>
1-3. 海外パケホーダイとは?
docomoの携帯電話(スマホ)で海外でデータ通信したい際に、1日1,980円~でご利用頂けるサービスです。20万パケット(約24.4MB)までが1,980円です。「海外1dayパケット」と異なり、事前お申込みは必要ありません。
海外パケホーダイ
お申込み:不要(但し、国内の「パケット定額サービス」「Xiデータ通信専用プラン」「FOMA定額データプラン」「パケットパック」のいずれか、および「WORLD WING」を契約している必要があります。
ご利用料金:0円~使った分だけ 20万パケット(約24.4MB)までなら¥1,980、上限額2,980円/日の2段階定額
ご利用の単位:日本時間0時~23時59分59秒(渡航先の現地時間ではありません)
海外パケホーダイご利用の流れ
STEP1 国内の「パケット定額サービス」「Xiデータ通信専用プラン」「FOMA定額データプラン」「パケットパック」のいずれか、および「WORLD WING」に加入しているか確認
STEP2「データローミング」を「オン」にする
海外パケホーダイご利用料金・ご利用方法詳細はコチラ>>
1-4. docomoの注意点
・「WORLD WING」「海外1dayパケット」は事前お申込みが必要
・「海外パケーホーダイ」は登録は不要だが「パケット定額サービス」「Xiデータ通信専用プラン」「FOMA定額データプラン」「パケットパック」のいずれか、および「WORLD WING」を契約している必要がある。
・全ての端末が同様のサービスが受けられるわけではないので、端末の利用確認が必要
docomo注意事項詳細はコチラ>>
2. auの場合
auの携帯電話(スマホ)を海外データ通信をご利用になる方法が、2016年7月22日より大きく変わりました。
データ通信ご利用の前に必ず利用開始画面が表示され、利用開始を押すとデータ通信が開始となります。
利用開始を押すまでデータ通信料金が発生しないので安心です。
メール送受信、各種SNSアプリ等については、利用開始を行ってからご利用いただけます。
また、世界データ定額アプリもリリースされており、出発する前にダウンロードした方がいいでしょう。
渡航先の国・地域やデータチャージの加入有無によって適用データ通信料金が異なります。
こちらも渡航前にチェックしましょう。
2-1. 世界データ定額アプリとは?
海外での世界データ定額利用をサポートしてくれるアプリです。Andoroid、iOS共に利用可能です。
国内での事前設定もこのアプリで簡単にできます。海外についたらワンタッチで利用開始が可能ですので、渡米前にダウンロードしてください。
渡航先のデータ通信料金なんかも調べる事ができます。
下記の方法でダウンロードが可能です。
・Andoroid版ダウンロードはau Marketから世界データ定額で検索
・iOS版App Storeから世界データ定額で検索
2-2. 世界データ定額とは?
世界150以上の国と地域でご利用料金980円をお支払いただくと、対象の国・地域で24時間、日本で加入されているデータ定額サービス/料金プランの容量からデータ通信がご利用いただける海外データ定額サービスです。
ご利用料金:24時間/980円
※ 世界データ定額でご利用の通信量は、「auピタットプラン」「auフラットプラン20/30」「データ定額1~30」「データ定額1(ケータイ)~5(ケータイ)」や「LTEフラット」などの国内のデータ定額サービス/料金プランの月間容量やデータチャージのデータ容量購入分から消費します。
ご利用条件:データチャージ(無料)に加入していること。
データチャージのお申込み方法はコチラ>>
2-3. 海外ダブル定額とは?
世界163の国と地域でパケット通信料金が定額になるサービスです。
約24.4MB(3G端末の場合は約20万パケット)までのパケット通信料が最大1,980円/日、どれだけ使っても最大2,980円/日です。
渡航先の現地時間ではなく、日本時間の1日 (0:00~23:59まで) の通信に対する課金となります。また、月額制の定額料ではありませんのでご注意ください。
ご利用料金:1日/約24.4MB (3G端末の場合は約20万パケット)まで1,980円、それ以上は2,980円
4GLTE端末の方適用条件:LTE NETまたはLTE NET for DATAご加入のお客さま
3G端末の方適用条件:下記のサービスにご加入のお客様
IS NETコース/EZ WINコースのいずれか
+
ダブル定額スーパーライト/ ISフラット/プランEシンプル/カケホ(3Gケータイ)/カケホ(3Gケータイ・データ付)のいずれか
2-4. auの注意点
・事前に世界データ定額アプリのダウンロードをお勧めします。
・世界データ定額にはデータチャージの加入が必要
・海外ダブル定額にも条件があるので注意が必要
・全ての端末が同様のサービスが受けられるわけではないので、端末の利用確認が必要
・世界データ定額は日本国内でご契約のデータ通信量から消費するので、注意が必要
3. SoftBankの場合
SoftBankの携帯電話(スマホ)を海外データ通信をご利用になる場合、「海外パケットし放題」があります。
また、アメリカ限定になりますが、2012年に買収した米スプリントの通信網を利用した「アメリカ放題」があります。
ご利用には「世界対応ケータイ」のお申込みが必要です。
3-1. 世界対応ケータイとは?
SoftBankの日本国内でご利用のスマートフォン・タブレットを同じ電話番号・メールアドレスで、そのまま海外でご利用いただけるサービスで、お申込みが必要です。
月額料金:無料
お申込み:必要
世界対応ケータイお申込み状況の確認はコチラから>>
3-2. 海外パケットし放題とは?
海外でもメール、ウェブが定額で利用できるサービスです。
お申込み:不要(但し、世界対応ケータイのお申込みが必要です。)
ご利用料金:0円~使った分だけ25MBまでなら¥1,980、上限額2,980円/日の2段階定額
ご利用の単位:日本時間0時~23時59分59秒(渡航先の現地時間ではありません)
海外パケットし放題ご利用料金・ご利用方法詳細はコチラ>>
3-3. アメリカ放題とは?
ソフトバンクの対応機種をご利用の方が、アメリカ本土やハワイなどに滞在時、米プリントのネットワークでの通話やモバイルデータ通信、メールがし放題のオプションサービスです。現在キャンペーン中につき無料でご利用いただけます。
※スプリントネットワーク以外でのご利用は世界対応ケータイの通話料/通信料がかかります。
月額料金:月額980円⇒無料
お申込み:必要⇒不要
適用条件:世界対応ケータイにご加入されていること
※月額料金とお申込みについてはキャンパーンにつき無料で不要になっています。
※キャンペーンに関しては2018年1月4日の状況です。
ご利用可能な端末
iPhone X/iPhone 8/iPhone 8 Plus/iPhone 7/iPhone 7 Plus/iPhone 6s/iPhone 6s Plus/iPhone 6/iPhone 6 Plus/iPhone SE/10.5インチiPad Pro/12.9インチiPad Pro/9.7インチiPad/12.9インチiPad Pro(第1世代)/9.7インチiPad Pro/iPad Air 2/iPad mini 3/iPad mini 4
3-4. SoftBankの注意点
・「海外パケットし放題」「アメリカ放題」の利用には「世界対応ケータイ」のお申込みが必要
・全ての端末が同様のサービスが受けられるわけではないので、端末の利用確認が必要
・アメリカ放題はあくまでもスプリントの通信網のみで、ロサンゼルスなどの大都会でも圏外になることが多いので、過度の期待は禁物
・アメリカ放題はスプリントの通信網以外に接続した場合、海外パケットし放題の料金がかかるので注意が必要
4. まとめ
今回は海外での国内大手キャリアの国際ローミングサービスについて書かせて頂きました。
昔に比べて各社リーズナブルな様々なサービスを行っています。ただまだやっぱり高いですね。
あくまでも1~2日の超短期旅行もしくは緊急向けではないでしょうか?
現在は日本でもSIMフリー端末のユーザーが増え、海外のSIMカードやWiFiレンタルの方が圧倒的にリーズナブルなことから、これらの利用が増えてきていると思います。
国際ローミングはあくまで超短期向けですが、もしご利用の際にはこの情報を参考にして下さい。