あなたが各社いろいろある携帯プランやSIMカードを選ぶ際、決め手は何ですか?
プラン内容とお値段の比較ですか?
通信キャリアのブランドイメージですか?
上記のような検討を経て購入を決められる方が多いと思いますが、長く使う上で重要なのが通信速度です。
そこで実際に弊社で扱っているSIMカード:
- サクっとSIM(T-mobile特別回線)
- Lycamobile(T-mobileのMVNO)
- h2o by KDDI(AT&TのMVNO)
の3社の通信速度を計測してみました。
各携帯プランで、それぞれどのくらいのスピードがでているかわからなければ、通信速度の早い遅いの判断がつきません。
ここでは速度の見方や、アメリカで一般的な通信速度スマホアプリを使ったスピードの測り方をご紹介します。
目次
1. 通信速度とは?
スピードテストの結果に使われることの多い Mbps は megabits per second の略で、メガビット毎秒です。
1秒間に何百万ビットのデータを送れるかを表したものです。
ネットで動画を見るときに、画面がカクカクと止まってスムーズに動かない、
ショッピングをするときになかなか次の画面にいかなくてイライラした事はありませんか?
これらはインターネットの速度が速くなると改善される場合がほとんどです。
2. 速度が速いといいの?
インターネットの動画では、ものすごい速さで1秒間に何枚もの画像が送られてきます。
これが繋がって見えて動いて見えるのです。
インターネットの速度が遅いと次の画像が遅くなり、カクカクと止まってみえたりするのです。
通信速度は速い方がストレスの少ないネット環境を提供できます。
3. 速度の「上り」「下り」「レイテンシ(Latency)」とは?
「上り」「下り」はスマホから出ていくデータと入ってくるデータの事です。
出ていくデータが「送信」→「上り」、入ってくるデータが「受信」→「下り」です。
また「送信」はUpload/アップロード、「受信」はDownload/ダウンロードともいいます。
今までは、動画を見たり、メールを使用したり、受信の利用がメインだったため、
受信速度を重視する傾向にありました。
しかし最近では、SNS人気により、自身の写真や文章をアップする機会も増えてきたため、
送信の速さも重要になっています。
「レイテンシ(Latency)」とは、操作してから反映されるまでの待機時間を指します。
これは短い方がいいです。
4. スマホで通信速度アプリを使ったテストの仕方
iPhoneでしたらApp Storeから、アンドロイドのスマホでしたらPlay StoreからSpeed Testアプリを検索します。
「speed test」と入力すると、たくさんの通信速度アプリがでてきます。
詳細欄や評価を参考にして、お好きなものをダウンロードしてみましょう。
Wi-Fiの速度専用のもの、Wi-Fiとスマホのデータを測定できるもの、いろいろありますので、
ニーズにあったものをダウンロードしましょう。
今回は、携帯プランの通信速度計測ということで、LTEが測定できるものから”SpeedSmart”というアプリをチョイスしました。
WiFiをオフにして、インターネットにつながった状態にしてから、アプリ内の「Start Speedtest」を押すと簡単に通信速度を計測することができます。
5. 通信速度テストの結果
2018年10月25日にイリノイ州にてiPhone SEで”SpeedSmart”アプリを使用し
サクっとSIM(T-mobile特別回線)、Lycamobile(T-mobileのMVNO)、h2o by KDDI(AT&TのMVNO)
の各SIMカードについて、通信速度テストを複数回行った結果です。
サクっとSIMのテスト結果
Latency (待機時間)310~323ms
Download(下り/受信 速度)32.96Mbps~47.08Mbps
Upload(上り/送信 速度)11.09Mbps~17.84Mbps
Lycamobileのテスト結果
Latency (待機時間)309~326ms
Download(下り/受信 速度)9.34Mbps~27.27Mbps
Upload(上り/送信 速度)9.69Mbps~14.36Mbps
h2o by KDDIのテスト結果
Latency (待機時間)31~36ms
Download(下り/受信 速度)9.33Mbps~9.51Mbps
Upload(上り/送信 速度)8.75Mbps~8.99Mbps
6. まとめ
Downloadでぶっちぎりで早い速度を記録したのがサクっとSIMでした。
UploadにおいてもサクっとSIM一番でした。
ハッキリと速度制限のあるMVNOとの差が出た形になります。
但し、レイテンシにおいては、h2o by KDDIが待機時間が短く反応が早い結果でした。
これらの通信速度結果を加味して、SIMカードを選んでみてくださいね。