マレーシア旅行といったら何を思い浮かべますか?
海、ビーチをイメージされる方は多いはず。
しかしマレーシアの魅力はそれだけにとどまりません。
ショッピングやグルメ、自然とのふれあい、世界遺産めぐりなど楽しみ方がたくさんある国なのです。
しかも、雨季であったとしても、雨は1日降り続けるという事がなく、
旅行の期間と雨が重なってしまっても心配がいらない東南アジア屈指のリゾート国です。
今回は食べても遊んでものんびりしても楽しめる、そんなマレーシアについてご紹介したいと思います。
目次
メモ
■マレーシア
正式名称:マレーシア(マレーシア連邦)
首都:クアラルンプール
公用語:マレー語、英語、中国語、タミル語
通貨:マレーシア・リンギット
人口:約3000万人
イギリス連邦に加盟しています。
1. マレーシア独特の気候
マレー半島西海岸では5月~9月、マレー半島東海岸とボルネオ島では11月~3月が雨季にあたります。
このシーズンにスコールと言う強い雨が降りますが、1日通して降り続ける事はありません。
1年通して常夏の国です。
また、乾季でも湿度が低いため日中はカラッとしており、日中の気温が高くても夜は冷え込みます。
そのため、暖かい国だと思って薄着ばかり用意すると、夜間に後悔することもあります。
治安は良い国ですが、ポルネオ島の一部地域が外務省によって危険区域に区分され、渡航中止勧告も出ているので注意が必要です。
2. 宗教の違い
マレーシアでは、イスラム教(国教)、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、儒教・道教などが信仰されています。
イスラム教やヒンドゥー教などの習わしで豚肉や牛肉が食べられない人がいますので、現地の人と食べ物のやり取りをする時はデリケートになりましょう。
また、マレーシアでは、左手は不浄とされています。
他にも頭を触ってはならない等、様々な宗教上のルールがありますのでお気をつけ下さい。
それでは早速、おすすめの観光スポットをご紹介します。
3. クアラルンプールのシンボル:ペトロナスツインタワー
世界的に有名なペトロナスツインタワー。
モスクの尖塔を思わせるデザインで、クアラルンプールのシンボルになっています。
その高さは出来た当時、世界ランキング1位でした。
後に出来た建造物に1位は取られましたが、ツインタワーとしての高さは今でも世界1位です。
そしてタワー1とタワー2と、その2つを繋ぐ連絡橋で建設した会社の国が違うのも面白いところ。
タワー1は日本の会社が、タワー2は韓国の会社が建設を手掛けており、2つのタワーを結ぶ連絡橋はフランスの会社が施工しました。
夜は白い光でライトアップされて、まるでファンタジーの世界を見ているかのよう。
隣接したKLCC(Kuala Lumpur City Centre)では噴水ショーも行われており、外から見ているだけでも観光には最高の場所。
展望台はツアーでなくても入ることができるようですが、必ず入れる訳ではないそうです。
こちらの最上階展望台に行かれたい方は、ツアーで参加されるのが確実てす。
4. ネイチャーアイランド:ボルネオ島
東マレーシア、赤道直下の島:ボルネオ島。
ジャングルには、あの有名な世界最大の花:ラフレシアや
オランウータン等が生息しています。
こちらボルネオ島コタキナバルからボートで15分の場所にある【サピ島】は、マレーシアで最も海が綺麗な事で有名。
シュノーケリングするなら最高です!
料理も美味しく、アクティビティも楽しめます。
また、海辺から見る夕陽は日頃の疲れを忘れさせてくれます。
5. マレーシア唯一のヒンドゥー教の洞窟:バトゥ洞窟
クアラルンプール郊外にあるバトゥ・ケーブス町。
この町にはヒンドゥー教の聖地とされるバトゥ洞窟があります。
入口に到着すると見えるのが、高さ40メートル以上もある黄金の軍神像、そして洞窟内部へ続く272段の階段です。
一瞬ひるみますが、気を取り直して急勾配と野生の猿に気を付けながら階段を上り、頂上を目指します。
たどり着いたバトゥ洞窟は鍾乳洞で、空気がひんやりとしています。
内部はヒンドゥー教の神様がまつられ、ヒンドゥー神話の展示物や壁画もたくさんあり、とても神秘的です。
ここバトゥ洞窟は普段も観光ができるのてすが、毎年1月下旬から2月上旬まで、ヒンドゥー教最大のお祭り「タイプーサム」が開かれるそうです。
過激なお祭りで、顔や背中を串で刺しているヒンドゥー教徒で賑わいを見せます。
痛々しいのが苦手な方は、この時期を避けて訪れた方がよいかもしれません。
6. 世界遺産:マラッカ
マレーシアの首都であるクアラルンプールから電車とバスで約2時間。
そこは東西交易で栄えてきたマラッカ。
1396年にマラッカ王国が誕生。明との交易を始め、イスラム教を国教としたあとはアラブの国々との交易も盛んになります。その後ポルトガル・オランダ・イギリスの植民地になりますが、1957年にマラヤ連邦として独立しました。この独立宣言の地がマラッカです。
このような歴史や他国の文化の影響は、街並みにも食べ物にも表れています。
マラッカ川の東側のオランダ広場周辺、西側のチャイナタウン周辺が有名な観光エリアです。
マラッカ川の東側はヨーロッパ植民地時代の名残が多い一帯です。
オランダ広場を囲む建物は外壁がオランダ製レンガの赤色で統一されています。
トライショーという自転車タクシーの乗り場もありますので、街巡りに利用するのもおすすめです。
オランダ広場から少し離れれば、ポルトガル時代のセントポール教会やサンチャゴ砦もありますし、マラッカ王国時代の王宮を復元したマラッカスルタンパレスもあります。
マラッカ川の西側は、プラナカンと呼ばれる中国系移民の子孫が作り上げた文化の影響が強く表れているエリアです。
メインストリートであるジョンカーストリートには、土産物店や飲食店などが立ち並びます。
週末の夜には車両通行止めにして、ナイトマーケットが開催され、観光客と地元の人たちで賑わいます。
ジョンカーストリートの1本北側の通り沿いには、マレーシアらしく、様々な宗教の施設が並んでいます。
中国仏教のチェン・フー・テン寺院、イスラム教のカンポン・クイン・モスク、ヒンドゥー教のスリ・ポヤタ・ビナヤガール・ムーティ寺院。
さらに道教の廟もあり、異なる宗教の施設が仲良く立ち並んでいることから「ハーモニーストリート」と呼ばれています。
7. まとめ
アジア最大のLCC【マレーシア航空】もあり、物価もかなり安いマレーシアはお得に旅することができます。
そして、食事や自然やアクティビティや世界遺産を楽しめる魅力あふれる国です。
日本から直行便で約7時間、皆様も是非、マレーシアを訪れてみてはいかがでしょうか。