皆様は海外旅行に行かれた時に、日本との文化や習慣の違いに困った経験はありませんか?
時に海外では、日本人の感覚で考えれば問題ではない事がトラブルの引き金になってしまう事があります。
折角の海外旅行、楽しく過ごして良い思い出にしたいですよね!
今回は、カナダへの海外旅行の注意点についてお話ししたいと思います。
1. カナダ
メモ
正式名称:Canada
首都:オタワ
通貨:カナダドル
公用語:英語・フランス語
人口:3629万人
イギリス連邦に加盟しています。
国土面積は世界第2位。
東西に長いため、タイムゾーンがニューファンドランド標準時、大西洋岸標準時、東部標準時、中央標準時、山岳部標準時、太平洋岸標準時と6つも存在します。
そして、最も東側のニューファンドランド標準時と最も西側の太平洋岸標準時では4時間30分の時差があります。
そのため、ある地域では朝を迎えていても、ある地域では真夜中といった事もあります。
また、同じカナダでも気候や環境の違いが大きく、州によって法律や交通機関も異なるため、カナダへ向かう際は目的の地域を1か所に絞ってプランを立てる事をお勧めします。
また、カナダは移民大国でもあり、そのため公用語は英語とフランス語の2つが存在します。
宗教や習わしもバラバラで人種間の問題が多く、敏感な国でもあります。
しかし、だからといって険悪なムードの国という訳ではありません。
そういった問題を解決し続けてきた国なのです。
ただ、日本人では分からない敏感な問題もあるので注意しましょう。
2. 入国審査
稀な例ですが、海外に入国する際にトラブルになる場合があります。
基本的な事ですが、ここで手こずって海外旅行が嫌になってしまう人もいます。
決して安くない上に時間を作るのにも苦労する海外旅行の出足を挫かないようにするためにも、知っておいてほしいポイントを5つまとめました。
- 嘘は言わない
- 余計な事は言わない
- 要求される資料は一括りにまとめておく
- 滞在期間について質問されたら答えられるようにしておく
- 滞在先について質問されたら答えられるようにしておく
1についてはいないでしょうが、中には友人に会う目的で海外に向かわれる方もいます。
単に海外旅行ならば「Sightseeing(観光)」と答えればいいのですが、友人に会う目的があると答えてしまうと「どういった友人なのか?」「合う目的は?」などの余計な質問に発展してしまう場合があります。
英語で説明をするのが苦手な方の場合は、あえて友人と会うと言う必要はないでしょう。
3、4、5は、いっその事1つにまとめておくと良いでしょう。
滞在期間や宿泊先のホテル名や電話番号、住所なども、事前に調べて紙にまとめて渡せるようにしておくとスムーズに済みます。
これが上手く行かない場合は入国審査の再度並び直しや、別室での審査をする事になり、最悪、強制送還もあり得ます。
簡単に回避できる事なので、十分に気を付けましょう。
3. カナダでのチップ制
日本人が海外へ行った時に、特に不安に感じるのはやはり【チップ制】です。
日本には【チップ】と言う制度がありません。
そのため、海外では【どんなタイミングで】【どのくらいの金額を】【どのような方法で渡せばいいのか?】に困ります。
チップを渡さないと誤解を受け、トラブルの原因になるので必ずチップは払いましょう。
3-1. そもそもチップとは?
チップを払うと言う行為は【心付け】ではなく【マナー】です。
アメリカやカナダではサービス業の給料はとても安く、チップで生活を成り立たせています。
だからサービスに必死になり、チップを稼ごうとするのです。
サービスを受けたらすぐに払えるように、常にポケットに1ドルや2ドルは入れておくと良いでしょう。
3-2. 飲食店では
飲食店でのチップは10~20%。
高級レストランなら20~25%が目安です。
テーブルチェックなら会計後にテーブルに残すのが一般的ですが、会計時に一緒に支払っても大丈夫です。
クレジットカードの時なら伝票にチップ額を記入したり、専用の端末に入力して支払います。
チップ代だけ現金で払う事も出来ます。
また、伝票に【Service Charge】【Gratuity】【Gratuity included】などの記載がある場合はチップ代込みの金額になっているので、それ以上に払う必要はありません。
また、ウェイター/ウェイトレスのサービスに対する支払いなので、ファーストフード店やセルフのお店で支払う必要はありません。
3-3. ホテルでは
ベルボーイが部屋まで荷物を運んでくれるので、部屋に着いたら荷物1つにつき1~3ドルを目安に手渡しましょう。
ベッドメイクへのチップはベッド1台につき1~2ドル。
宿泊最終日にまとめて払うのでもいいのですが、その日毎にベッドメイクの人も異なりますので、毎日ベッドの上など分かりやすい場所に置いておきましょう。
ルームサービス利用時は、レストランと同じで10~20%。
その他サービス利用で1~3ドル。
朝食ビュッフェ利用時は10%が目安となります。
因みに、ホテルフロントには支払う必要はありません。
3-4. タクシー
タクシーに乗った時はメーターに表示された金額の10~15%が相場です。
大きな荷物をトランクに入れてもらう場合は1~2ドル手渡しましょう。
現金での支払いならば多めに渡してお釣りを貰わないとか、チップ代を計算に入れたお釣りを要求することもできます。
クレジットカードでの支払いならば、支払い金額とチップのパーセンテージを選べる画面が客席側にあるので、パーセンテージを選んだ後にカードを通すスリットにクレジットカードを通して支払います。
4. まとめ
いかがでしたか?
他にもカナダでは、車での買い物の時にお酒を車に乗せてはならない法律などがあります。
カナダにかぎらず、海外に行く時は現地で禁止されている事をよく調べたうえで向かわれる事をおすすめいたします。